日本歴史地名大系 「南本所町在方分」の解説 南本所町在方分みなみほんじよちようざいかたぶん 東京都:墨田区旧本所区地区南本所町在方分[現在地名]墨田区本所一丁目・東駒形一―三丁目など北本所町在方分の南、大川(隅田川)の東岸に位置する。田園簿では本所村に含まれ、その後南本所村・北本所村に分立、さらに南本所町・北本所町となった。幕末まで幕府領(旧高旧領取調帳など)。北本所町と同様に明暦大火後に開発され、本格的には元禄元年(一六八八)以降大小の武家屋敷に配分され、また万治年間(一六五八―六一)以降耕地の収公により農事ができなくなった百姓らが町屋を願出て、町屋が起立されていった(「御府内備考」など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by