南極星(読み)ナンキョクセイ

デジタル大辞泉 「南極星」の意味・読み・例文・類語

なんきょく‐せい【南極星】

天の南極辺りにある、竜骨座カノープス中国名。老人星、または南極老人ともいう。人の寿命をつかさどるとされ、この星が現れると天下が治まるともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「南極星」の意味・読み・例文・類語

なんきょく‐せい【南極星】

  1. 天の南極に位置する星。龍骨座のα星カノープスのこと。中国の天文学では老人星と称し、人の寿命をつかさどるとされる。また、この星の見える時は天下太平、見えない時には戦乱が起こるともいう。南極老人。
    1. [初出の実例]「南極星を老人星と云ぞ」(出典:足利本論語抄(16C)為政第二)

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世界大百科事典(旧版)内の南極星の言及

【老人星】より

…りゅうこつ(竜骨)座のα星,カノープスの中国での呼称。一名南極星,寿星。南極にあって人の寿命をつかさどり,また現れれば天下が治まり,現れなければ兵乱が起こるとされ,古代から長寿を祈求する対象として祭祀された。…

※「南極星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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