竜骨座(読み)リュウコツザ(その他表記)Carina

翻訳|Carina

デジタル大辞泉 「竜骨座」の意味・読み・例文・類語

りゅうこつ‐ざ【竜骨座】

南天星座の一。3月下旬の午後8時ごろ、南の地平線上に一部が現れる。アルゴ座を4分割した一。αアルファカノープスは光度マイナス0.7等で、シリウスに次ぎ全天第2の輝星。学名ラテン〉Carina

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精選版 日本国語大辞典 「竜骨座」の意味・読み・例文・類語

りゅうこつ‐ざ【龍骨座】

  1. 南天の星座。もとアルゴ座の一部で、大犬座の南にある。アルファ星は全天第二の輝星カノープス。

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改訂新版 世界大百科事典 「竜骨座」の意味・わかりやすい解説

りゅうこつ(竜骨)座 (りゅうこつざ)
Carina

略号はCar。ギリシア時代の巨大な星座アルゴ座をフランスの天文学者N.L.ラカイユが4分割(他の三つは〈らしんばん〉〈ほ〉〈とも〉)して作った星座。もとのアルゴ座のもっとも南部を占める天の川沿いの大星座である。日本ではその北半部が見えるだけで全貌は見えない。α星カノープスは光度-0.72等,F0型の超巨星で,シリウスにつぎ全天第2の輝星である。中国では〈南極老人星〉と呼ばれ,酒好きの赤ら顔の寿老人の姿に描かれる。日本では南中時に地平すれすれに見えるので条件がよくないと見ることができない。この星の見えるのを瑞兆とし,〈老人星見ユ〉という記録がたくさん残っている。カノープスの名は古代ギリシアの地理学者エラトステネスが〈カノポス〉と命名したのがはじめで,ヒッパルコス星表にも採用された。カノポスはトロイア戦争のときの名舵手の名まえである。概略位置は赤経8h40m,赤緯-62°。午後8時の南中は3月下旬である。
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百科事典マイペディア 「竜骨座」の意味・わかりやすい解説

りゅうこつ(竜骨)座【りゅうこつざ】

3月下旬の夕方,南の地平線上に上半部が現れる星座。アルゴ座を4分割した一つ。α星はカノープス

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