日本歴史地名大系 「南横田村」の解説 南横田村みなみよこたむら 福島県:岩瀬郡長沼町南横田村[現在地名]長沼町横田(よこた)志茂(しも)村の東、簀(す)ノ子(こ)川北岸の河岸段丘に立地。北隣に北横田村(現岩瀬村)があり、江戸時代の初めまで一村であった。洞山(ほらやま)に洞山横穴古墳群がある。未調査のため詳細は不明だが、七〇基以上あるとみられる。勾玉・直刀・鉄鏃、大型甕を含む須恵器片、人骨などが出土しており、七世紀後半の造営と推定されている。中世、二階堂氏に属した横田氏が横田城に拠った。永禄九年(一五六六)二月二〇日、田村隆顕と同盟を結んだ蘆名盛氏方が横田城を見下ろす松山(まつやま)の地に城を築き、「よこたをまきおとし」八月一三日には横田城に入っている(塔寺長帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by