南津田村
みなみつだむら
[現在地名]近江八幡市南津田町
船木村の北に位置し、集落は鶴翼山西麓にある。かつて北側には津田の入江が広がっていたが、同入江は昭和四二年(一九六七)に着工された干拓工事により陸地化された。中世、津田庄の庄域に含まれた。のち同庄は北・中・南の三庄に分割され、当地は南津田庄として推移。慶長五年(一六〇〇)九月一九日徳川家康は「南津田 舟木」に禁制(西川文書)を下している。寛永石高帳では高五一六石余、彦根藩領とあるが、これは誤りと思われる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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