精選版 日本国語大辞典 「南部煎餠」の意味・読み・例文・類語 なんぶ‐せんべい【南部煎餠】 〘 名詞 〙 江戸時代、南部地方の名物菓子。甘味を加えずに、小麦粉と食塩だけでつくり、黒胡麻をまぶしたせんべい。はじめ、八戸でつくられ、今は盛岡地方の名産。[初出の実例]「地響をたてて転落してくる角材の下になって、南部センベイよりも薄くされた」(出典:蟹工船(1929)〈小林多喜二〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例