単子(読み)たんし

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (monas monade Monade の訳語) ギリシア哲学で、宇宙を構成する形而上学的個体、単位。ライプニッツにより特に有名になり、延長をもたない、単一・不可分の目的論的実体、形而上学的精神的個体で、それぞれの単位が世界を作りながら他の単位の世界と予定調和しているとされる。モナド。
※西洋哲学史要(1901)〈波多野精一〉近世哲学史「其単元をライブニッツはモナド(monades)即ち単子と名け」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の単子の言及

【モナド】より

…ギリシア語のモナスmonas(単位,一なるもの)に由来する概念。単子と訳される。古代ではピタゴラス学派やプラトンによって用いられ,近世ではニコラウス・クサヌスやブルーノが,モナドを世界を構成する個体的な単純者,世界の多様を映す一者としてとらえた。…

※「単子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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