日本大百科全書(ニッポニカ) 「単面葉」の意味・わかりやすい解説 単面葉たんめんよう ネギの葉のように表裏の関係が、外形からみても、維管束の配列からみても区別できない部分のある葉をいう。普通の葉は扁平(へんぺい)で、表裏の別が明らかであり、ネギの葉の場合でも、その基部では葉が互いに抱き合っているため表裏の区別がある。また、ショウブやアヤメの葉は基本的にはネギと同じ構造であるが、これらの葉は、ネギのような葉が左右からつぶれて扁平になったものとみることができる。[原 襄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例