デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「卜部兼直」の解説 卜部兼直 うらべ-かねなお ?-? 鎌倉時代の神道家,歌人。三河守(かみ),神祇大副(じんぎのたいふ),侍従,佐兵衛督(さひょうえのかみ)となる。建永元年(1206)「日本書紀」を,元仁(げんにん)2年(1225)「古語拾遺」を書写。歌は「新勅撰和歌集」「続古今和歌集」などにのせられている。通称は冷泉(れいぜい)歌人。著作に「神道大意」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の卜部兼直の言及 【神道大意】より …吉田兼俱(かねとも)(1435‐1511)の著。唯一宗源神道(吉田神道)の大成者兼俱はその神学確立のために,祖先の名に託し《唯一神道名法要集》(托卜部兼延),《唯一神道大意》(托卜部兼直)などを記しているが,それらとともに彼の神学・思想をみる上の重要書。本書は尊経閣文庫本の奥書より知られるように,1486年(文明18)前将軍足利義政に進めるために記したものである。… ※「卜部兼直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by