卦算(読み)ケイサン

デジタル大辞泉 「卦算」の意味・読み・例文・類語

けい‐さん【×卦算/×圭算】

《易の算木さんぎのような形をしているところから》文鎮ぶんちん。けさん。

け‐さん【×卦算】

けいさん(卦算)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「卦算」の意味・読み・例文・類語

け‐さん【卦算】

  1. 〘 名詞 〙 ( 易(えき)算木の形に似ているところからいう )
  2. 線を引くための定規。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 文鎮(ぶんちん)一種。横に長くて、つまみのあるもの。けいさん
    1. [初出の実例]「しょゑんのかざりには筆荷、硯屏〈略〉すずりにけさんとりそへて」(出典:御伽草子・猿の草子(室町末))

けい‐さん【卦算・圭算】

  1. 〘 名詞 〙 ( 易道で算木を並べる形に似るところから )
  2. 文鎮(ぶんちん)の一種。また、おもし。おさえ。けさん。〔新撰類聚往来(1492‐1521頃)〕
  3. けいさんかんむり(卦算冠)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android