インド綿(読み)インドワタ

デジタル大辞泉 「インド綿」の意味・読み・例文・類語

インド‐わた【インド綿】

インド産の綿。繊維が太く短く、淡褐色。インドめん。印綿いんめん

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精選版 日本国語大辞典 「インド綿」の意味・読み・例文・類語

インド‐わた【印度綿】

  1. 〘 名詞 〙 インド、特にデカン地方から産出するワタの一品種。繊維が太くて短く、淡褐色で強さは劣る。印綿(いんめん)。インドめん。
    1. [初出の実例]「印度綿(インドワタ)御国に輸入し」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インド綿」の意味・わかりやすい解説

インド綿
インドめん
Indian cotton

インドで産出する綿花紀元前 3000年頃にはインダス河流域で栽培が始っていたといわれる。北部インドでは5,6月に播種,10月から翌年1月にかけて収穫,南部インドでは9,10月に播種,翌年2~4月に収穫。インド綿は一地方一品種に限定され,その産地名を品種名としている。長繊維のものは少く,中ないし短繊維のものが多くエジプト綿,アメリカ綿に劣る。アルボレウム種,ヘルバセウム種の各変種が多い。

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