印記(読み)いんき

精選版 日本国語大辞典 「印記」の意味・読み・例文・類語

いん‐き【印記】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 印。印章
    1. [初出の実例]「所用の印記は当人常用の実印を用ひ」(出典:氏子改仮規則‐明治三年(1870)六月)
    2. [その他の文献]〔宋史‐輿服志・六・印〕
  3. ( ━する ) 印を押すこと。また、押された印のしるし。
    1. [初出の実例]「宋元明の諸名家、書画に載する印記見当しだい心を留て可見」(出典:徴古印要(1782)七)
  4. ( ━する ) 覚えしるすこと。深く印象づけること。
    1. [初出の実例]「其心に深く印記すること、世間鏤版の書の及ぶべきに非ず」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「印記」の解説

印記

蔵書印を押した印影.蔵書印記の略.

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普及版 字通 「印記」の読み・字形・画数・意味

【印記】いんき

官印

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