官印(読み)カンイン

大辞林 第三版の解説

かんいん【官印】

官庁・官吏が職務上使用する印。
律令制で太政官の印。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かん‐いん クヮン‥【官印】

〘名〙
① 令制で、太政官の印。
※続日本紀‐神亀四年(727)七月丁酉「筑紫諸国庚午籍七百七十巻以官印之」
官庁または官吏職務上使う公式の印。
※刑法(明治一三年)(1880)一九七条「御璽国璽官印記号印章の影蹟を盗用したる者」 〔漢書‐恵帝記〕

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世界大百科事典内の官印の言及

【印章】より

…周代古の遺品によると,形制は大小一定せぬが大部分はきわめて小さく,印材は銅製を主として他に金銀玉石犀象陶などがあり,印文は陽刻,陰刻ともにあり,鈕式は環鈕,壇鈕,覆斗鈕,鼻鈕,獣鈕などいろいろある。官・私印の別があり,官印は司馬,司徒,司空など,私印は名のほかに,敬,恭,鉩,王之上士などの字をあらわした〈成語印〉〈吉語印〉,人間や動物の文様を鋳出した〈肖形印〉がある。古が鑑賞の対象となったのは,清朝の乾隆時代(1736‐95)からで,歴史は比較的浅い。…

【篆刻】より

…その文字は周到な鋳造工程を経て丹精であり,章法や鈕(ちゆう)制に多種多様な意匠が見られる。その用途と性質は官印と私印とに二大別される。官印には皇帝,皇后,諸属国王,列侯から将軍,守,令,長等の璽(じ)や印章がそれに属し,身分によって金,銀,銅,玉などが使用された。…

※「官印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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