印賀古墳群
いんがこふんぐん
[現在地名]日南町印賀
印賀川の沖積小盆地を望む丘陵上に所在する二六基の古墳群。大宮集落の北側の尾根上に二基の前方後円墳を含む一群があり、大半は低墳丘で径七―一一メートルの小円墳、木棺あるいは石棺を埋葬施設とすると推定される。楽々福神社北方の北西に延びる尾根にある穴観音古墳(一号墳)は径一〇メートル、高さ二・四メートルの墳丘に奥行六・四メートルの小石材を小口積みした横穴式石室をもち、古墳群のうちで代表的な古墳である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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