印賀古墳群(読み)いんがこふんぐん

日本歴史地名大系 「印賀古墳群」の解説

印賀古墳群
いんがこふんぐん

[現在地名]日南町印賀

印賀川の沖積小盆地を望む丘陵上に所在する二六基の古墳群。大宮おおみや集落の北側の尾根上に二基の前方後円墳を含む一群があり、大半は低墳丘で径七―一一メートルの小円墳、木棺あるいは石棺を埋葬施設とすると推定される。楽々福ささふく神社北方の北西に延びる尾根にある穴観音あなかんのん古墳(一号墳)は径一〇メートル、高さ二・四メートルの墳丘に奥行六・四メートルの小石材を小口積みした横穴式石室をもち、古墳群のうちで代表的な古墳である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android