危檣(読み)きしょう

精選版 日本国語大辞典 「危檣」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう‥シャウ【危檣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「危」は高い、「檣」は帆ばしらの意 ) 高い帆ばしら。船の、高いマスト。帆檣
    1. [初出の実例]「危檣寒晩泊、郷思益難勝」(出典:鳳鳴館詩集(1791‐99)寒江旅泊)
    2. 「三柱の危檣立て而して動かざる者は帆前船の品川に泊する也」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐旅夜書懐〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「危檣」の読み・字形・画数・意味

【危檣】きしよう(しやう)

高い帆柱。唐・杜甫〔旅夜書懐〕詩 細風の岸 檣、獨夜の舟 星は野に垂れて闊(ひろ)く 大江に涌いて

字通「危」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android