厚別川(読み)あつべつがわ

日本歴史地名大系 「厚別川」の解説

厚別川
あつべつがわ

日高支庁の西部を流れる川。地元では「あっぺつ」ともいう。中流以降は門別もんべつ町と新冠にいかつぷ町との境界をなしながら南西流して太平洋に注ぐ。二級河川。流路延長は四二・八キロ(うち指定区間一九・八キロ)、流域面積二九〇・七平方キロ。日高山脈のリビラ山(一二九一メートル)の西麓に源を発し、初めは日高山系の壮年谷を深く刻みながら西方に向かい、門別町三和みわ地区で流れを南西方から南東方に変える。同町正和しようわ集落でピウ岳(一一三四・一メートル)西面を水源として門別新冠の町境を流下してきた里平りびら川と合流して南流に転じ、両町の境界に沿って流れ、左岸に新冠町域を流れてきた比宇ひう川・元神部もとかんべ川などを合せ、元神部川合流地点付近から南西流に戻り、門別町厚賀あつが市街と新冠町大狩部おおかりべとの間で海に入る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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