原始一夫一婦制説(読み)げんしいっぷいっぷせいせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原始一夫一婦制説」の意味・わかりやすい解説

原始一夫一婦制説
げんしいっぷいっぷせいせつ

原始時代の人類の婚姻形態に関する見解の一つ。 L.H.モーガンの,人類史において「文明」時代に先行する「野蛮」時代の婚姻形態は集団婚であり,乱婚制である,との見解に反対し,E.A.ウェスターマークなどが主張。「原始」,「未開」の民族といえども一対の男女の婚姻たる単婚制が婚姻の基本形態であるとした。つまり一夫一婦制をもって人類に普遍的な制度とみなしたのであり,いわゆる乱婚制,集団婚の残存遺制というのは,実は複婚に由来する特殊な形態ないし婚姻外の性関係にすぎないことを明らかにした。

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