原子核合成(読み)ゲンシカクゴウセイ

関連語 田中

最新 地学事典 「原子核合成」の解説

げんしかくごうせい
原子核合成

nucleosynthesis

恒星内部の高温状態(1,000万K~数十億K)では,電子を失った裸の原子核の核力による融合が起こる。HからHeの合成にはpp連鎖反応とCNO循環反応があり,主系列星内部で起こる。大質量星ではその進化に伴い,He燃焼・C燃焼・O燃焼・Si-Mg燃焼が起こり,Feまでの主な元素が生成される。またこれらの燃焼において生成する中性子やα粒子の捕獲反応によって,より重い元素が合成される。元素の一部は超新星爆発に伴う中性子捕獲反応や電子捕獲反応によって生成すると考えられる。いずれにせよ原子核合成理論は,観測される元素の宇宙存在度を最もよく説明できることを基本とする。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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