原小路(読み)くしはらこうじ

日本歴史地名大系 「原小路」の解説

原小路
くしはらこうじ

[現在地名]久留米市櫛原町・出町でまち

とおり町の北にある武家屋敷地。城外の地で、外郭(四の丸)の東にあたる。中流藩士の居住地。寛永九年(一六三二)櫛原士小路が徐々にでき、同一六年にも同様であったことから(石原家記)、この頃に当小路の基本が完成したと考えられる。小路の中央で南北路と東西路を交差させ、北側に三本、南側に二本の東西方向の道路を丁字路として配置する。街路両側に侍屋敷地が配され、南から順に一番目小路―五番目小路と称された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android