原廃寺(読み)ならばらはいじ

日本歴史地名大系 「原廃寺」の解説

原廃寺
ならばらはいじ

[現在地名]美作町楢原中

梶並かじなみ川左岸平野の中央、北の山地から延出した高み末端に位置する。遺構として伽藍建築と考えられる二棟の瓦葺建物の基壇が検出されているが、詳細は明らかでない。北側の建物は東西方向に棟を向けた建物で、金堂あるいは講堂と推定することができる。南側にある建物は方形に近いと考えられており、塑像破片を出土していることから、塔と推定してよいかもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 創建

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む