日本歴史地名大系 「原温泉」の解説
原温泉
さかきばらおんせん
榊原川が
この頃から「七栗の湯」は歌枕として、または「湧く」にかかる枕詞としてしばしば和歌に登場する。
しかし「七栗の湯」は歌学書では所在を信濃とするものもある。また実際にこの地を訪れて歌を詠んだのは戦国時代北畠国司家の一族国永で、彼はしばらく滞在し、現地の風物を二五首残しており、「十月計りに、榊原湯治の為に趣き侍りしに」の詞を付した和歌もある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報