原町新田
はらまちしんでん
[現在地名]真岡市原町
五行川東岸に開けた平坦水田地帯で、飯貝村・京泉村の各飛地に接し、それらと混交して六軒谷・常光谷・北タタイなどの飛地集落がある。赤堀川・市の堀用水が南流し、真岡町から祖母井(現芳賀郡芳賀町)への街道沿いに集落が発達する。元禄九年(一六九六)飯貝村・京泉村が開発して分村したと伝える。元禄郷帳では高三〇六石余で、相模小田原藩領。天明三年(一七八三)幕府領となり、幕末まで続く。天明年間は無民家であったが、文化元年(一八〇四)代官竹垣三右衛門が越後より入百姓一〇軒を入れた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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