去荷物(読み)さりにもつ

精選版 日本国語大辞典 「去荷物」の意味・読み・例文・類語

さり‐にもつ【去荷物】

  1. 〘 名詞 〙 離縁した妻の荷物を、妻の実家に送り返すこと。また、その荷物。江戸時代、妻を離縁した場合、妻の持参した道具などは送り返す義務があった。また、その荷物の運搬人は、片方の鬢(びん)の毛をそる風習があった。去荷。さるにもつ。
    1. [初出の実例]「女のさり荷物(ニモツ)かへさぬ程もったいなくおかしきはなしと」(出典浮世草子新可笑記(1688)三)

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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