参合陂の戦い(読み)さんごうはのたたかい(その他表記)Can-he-po zhi zhan; Ts`an-ho-p`o chih chan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「参合陂の戦い」の意味・わかりやすい解説

参合陂の戦い
さんごうはのたたかい
Can-he-po zhi zhan; Ts`an-ho-p`o chih chan

中国五胡十六国時代,後燕北魏との間で行われた戦い。登国 10 (395) 年北魏の道武帝は後燕の慕容垂と参合陂で戦い,これを破り,降伏兵四,五万人を穴埋めにした。この戦いで従来の後燕の優位が失われ,北魏の中原進出の大勢が確立した。参合陂の位置大同近くといわれるが,諸説があって確定していない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android