又者(読み)マタモノ

デジタル大辞泉 「又者」の意味・読み・例文・類語

また‐もの【又者】

将軍大名などに直属していない家来。又家来。陪臣
「―のそれがし御前の恐れ」〈浄・忠臣蔵

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精選版 日本国語大辞典 「又者」の意味・読み・例文・類語

また‐もの【又者】

  1. 〘 名詞 〙 臣下の臣。将軍などに直属していない臣。大名、旗本などの家来。又家来。陪臣(ばいしん)
    1. [初出の実例]「秩父が下人、またものの分として、此祐経に慮外をなし」(出典:浄瑠璃・百日曾我(1700頃)傾城請状)

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