友情について(読み)ゆうじょうについて(その他表記)De amicitia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「友情について」の意味・わかりやすい解説

友情について
ゆうじょうについて
De amicitia

別名『ラエリウス』 Laelius。古代ローマの政治家マルクス・トゥリウス・キケロの哲学的対話篇。前 44年親友アッチクスにあてて執筆。この対話は前 129年小スキピオの死の直後に,親友だったラエリウスとその2人の義息ファンニウスとスカエウォラの間で行われ,それをキケロが若い頃スカエウォラから聞いた話に基づいて再構成したものということになっている。ラエリウスは小スキピオとの友情を追想しながら,友情の性質と友情を支配すべき諸原理について論じ,結論として,友情が徳に基づき,徳によって守られること,友情の本質的特徴である調和と永続性と忠実性とが徳に由来することを説く。

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