友近晋(読み)トモチカ ススム

20世紀日本人名事典 「友近晋」の解説

友近 晋
トモチカ ススム

昭和期の物理学者



生年
明治36(1903)年4月11日

没年
昭和39(1964)年12月9日

出生地
愛媛県松山

学歴〔年〕
東京帝大理学部物理学科〔大正15年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和7年〕

経歴
東京帝大助手を経て、昭和4年理学部助教授、同大航空研究所所員、8年大阪帝大理学部助教授。9年英国留学、11年帰国して教授。17年から東京帝大航空研究所員兼務。18年京都帝大教授となり、同大防災研究所員、34年理学部長、評議員。また日本学術会議会員(1期)、国際理論応用力学連合日本代表、日本物理学会委員長などを務めた。流体力学航空力学の先駆者で、著書に「流体力学」「楕円函数論」「ベクトル解析」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「友近晋」の解説

友近晋 ともちか-すすむ

1903-1964 昭和時代の物理学者。
明治36年4月11日生まれ。東京帝大助教授などをへて,昭和11年大阪帝大教授。18年京都帝大教授となり,同大防災研究所所員,理学部長などをつとめた。日本物理学会委員長。専門は流体力学,航空力学。昭和39年12月9日死去。61歳。愛媛県出身。東京帝大卒。著作に「ベクトル解析」「流体力学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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