航空力学(読み)コウクウリキガク(英語表記)aerodynamics

翻訳|aerodynamics

デジタル大辞泉 「航空力学」の意味・読み・例文・類語

こうくう‐りきがく〔カウクウ‐〕【航空力学】

流体力学の応用分野。航行中の航空機対象とし、翼や機体各部に働く大気の力および機体の運動などを研究する学問

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「航空力学」の意味・読み・例文・類語

こうくう‐りきがくカウクウ‥【航空力学】

  1. 〘 名詞 〙 流体力学の応用分野の一つ飛行中の航空機に対する気流影響を研究する学問。超音速、翼、プロペラ流線型などの諸問題を取り扱う。航空機の運動、安定性操縦性などの航空機力学を含めていうこともある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「航空力学」の意味・わかりやすい解説

航空力学
こうくうりきがく
aerodynamics

流体力学の応用分野の一つ。狭い意味では空気力学と同じ意味に使われるが、広い意味では空気力学を応用して翼やプロペラの原理、航空機が飛行する際に機体の各部に働く力や、航空機の運動を論ずる学問である。つまり、翼理論を中心とした空気力学のほかに、プロペラの理論、航空機の性能、運動性、操縦性、安定性などのほか、機体構造の強度までの広い範囲を総合的に取り扱う学問である。

[落合一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「航空力学」の意味・わかりやすい解説

航空力学
こうくうりきがく
aerodynamics

流体力学と運動力学の応用分野の一つ。流体力学の一部をなす空気力学は,空気中を移動する固体面と空気との相互作用を対象として,航空機の飛行に際して翼,胴体尾翼,舵,プロペラなどの機体各部に働く空気力やその運動を研究する。航空機の飛行性能,安定性,操縦性,運動性など,空気力学的設計基礎となる学問である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android