ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「反乱鎮圧訓練学校」の意味・わかりやすい解説 反乱鎮圧訓練学校はんらんちんあつくんれんがっこうJungle Warfare School 1960年代初頭のキューバ革命の影響によるラテンアメリカ各地の武装ゲリラ運動に対抗して,J.ケネディ政権がアメリカ合衆国本土やパナマ運河地帯に設置した反ゲリラ特殊訓練学校。ラテンアメリカ諸国から選ばれた将校を招き,対武装ゲリラのさまざまな訓練や教育を行なった。これらの軍人は,グアテマラ,ペルー,ベネズエラ,ボリビアなどの国で武装ゲリラの鎮圧に大きな力を発揮。このなかから,ペルーの J.ベラスコ・アルバラド将軍,チリの A.ピノチェト・ウガルテ将軍のように,60~80年代に軍事クーデターで政権を奪取し,軍事政権を樹立する者が現れた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by