精選版 日本国語大辞典 「反公事」の意味・読み・例文・類語 かえり‐くじかへり‥【反公事】 〘 名詞 〙① 本来被告となるべき立場の者が相手の弱点を見つけ、逆に訴えること。また、その訴訟。さかくじ。[初出の実例]「主人の申附をも請着ず、返り公事など云こと多き故」(出典:政談(1727頃)一)② 苦情を言うべき者が、言われるはずの者から逆に苦情を言われること。また、その苦情。③ ( 形動 ) しかけようとしたものが、逆に相手からされて反対の関係になるさま。[初出の実例]「きついかへりくじなこったネ」(出典:洒落本・取組手鑑(1793)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例