最新 地学事典 「反応境界」の解説
はんのうきょうかい
反応境界
reaction boundary
一定圧力のもとでn成分系の液相がn種以下の結晶と平衡に共存し,幾種類かの結晶が液と反応して別の共存結晶をつくる関係にあるとき,この関係を示す曲線または曲面。共存する結晶が(n-1)種であれば自由度1(univariant)で反応曲線となり,それ以下であれば曲面となる。固溶体を含まない系の反応曲線は系に存在する反応点と成分相互間に存在する反応点を結んだもの。固溶体を含む系では,固溶体の端成分と,これと固溶体をつくらない他の一つの成分との間に存在する共融点を結んだ曲線も反応曲線となる。N.L.Bowen(1922)が反応曲線として提唱。共晶線(面)と同様,反応境界は与えられた液から最初に晶出する固相の領域の境界であるが,共晶線(面)と異なり,成分間に分解溶融する別の化合物が存在する場合または固溶体が関与する場合に出現。
執筆者:端山 好和
参照項目:コテクティック
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

