最新 地学事典 「反応縁」の解説
はんのうえん
反応縁
reaction rim
初生的または二次的結晶作用で,ある鉱物の周縁に生じた他の鉱物の帯状集合体。かんらん石または輝石と斜長石の接触部やざくろ石の周縁によく発達。前者では角閃石の繊維状結晶が多くは放射状に集まり,後者ではオージャイト・角閃石の放射状集合で,スピネルをしばしば伴う。また苦鉄質マグマに取り込まれた石英にみられる融食縁も反応縁の一種。T.G.Bonney(1880)は初生的なものをコロナと呼び,二次的なマグマの作用や変成再結晶作用によるものをケリファイト縁と呼んで区別したが,ケリファイト縁をざくろ石の周縁に発達するものにのみ使用する場合が多いし,またそのほうがよい。しかし両者を同義に使うこともある。
執筆者:勝井 義雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

