最新 地学事典 「収束電子回折法」の解説
しゅうそくでんしかいせつほう
収束電子回折法
convergent-beam electron diffraction ,CBED
略称CBED。通常の電子線回折では,原理的には平行な電子を試料に入射させるが,これとは逆に収束した電子を試料に入射させる電子線回折法。これによりブラッグ(Bragg)反射の回折スポットはディスク状になり,このディスク内には電子の試料への入射角度の違いに対応した動力学的なコントラストが現れる。このコントラストを解析することで,入射電子位置の試料厚さの測定,空間群の決定,転位の観察,格子定数の精密決定などが可能となる。
執筆者:小暮 敏博
参照項目:電子線回折
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

