取り寄る(読み)トリヨル

デジタル大辞泉 「取り寄る」の意味・読み・例文・類語

とり‐よ・る【取り寄る】

[動ラ四]
近くに寄る。親しくする。
「この人に―・り候ふべし」〈太平記・三三〉
手本としてよりどころとする。
「此の句には是こそ―・るべき所よと見えて」〈連理秘抄

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精選版 日本国語大辞典 「取り寄る」の意味・読み・例文・類語

とり‐よ・る【取寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「とり」は接頭語 )
  2. 近よる。親しく交わる。
    1. [初出の実例]「君もいとあらまほしく、心かしこくとりよりにけりと思けり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
  3. よりどころとする。頼る。
    1. [初出の実例]「取よる所は師匠を本として」(出典:十問最秘抄(1383))

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