取初(読み)とりそめ

精選版 日本国語大辞典 「取初」の意味・読み・例文・類語

とり‐そめ【取初】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 初めて取ること。
  3. 朝廷および武家年中行事一つ。正月二日に、三方(さんぼう)昆布、鮑(あわび)、勝栗などをのせて出し、杯事をしたこと。
    1. [初出の実例]「正月二日、一御取初在之」(出典:年中恒例記(1544頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android