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杯事 サカズキゴト

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デジタル大辞泉の解説

さかずき‐ごと〔さかづき‐〕【杯事】

杯を交わして酒を飲むこと。酒盛り。酒宴。
夫婦・親分子分・兄弟分などの関係を結ぶことを誓って、同じ杯で酒を飲むこと。「新郎新婦の杯事

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

杯事
さかずきごと

杯を取り交わしながら酒を飲むこと。かつては、酒は神事に際して飲むものであったので、約束事を固めるために杯を取り交わす意味にもなった。とくに日本の婚礼儀式で、三三九度の杯を取り交わして夫婦の契りを結ぶ。それ以外の約束の固めにも、しばしば杯事が行われる。たとえば、侠客(きょうかく)仲間などは、杯に須恵器(すえき)を用い、杯を交わしたのち、それを割り捨てて契約を絶対化する風習もある。『古事記』の大国主命(おおくにぬしのみこと)の神話においても、須勢理毘売(すせりひめ)が正妻になる際、杯を献じ、「盃結(うきゆい)して頸懸(うなかけ)りて、今に至るまでしずまります」と歌っている。杯を取り交わして結婚の誓約とすることを盃結といい、男女が仲むつまじく互いに肩を組むことを頸懸りとよんでいるのである。沖縄の婚礼で、新郎新婦が同時に一つの杯から酒を飲む慣習があるが、台湾の高山(こうざん)族(高砂(たかさご)族)では兄弟の契りを結ぶときに、やはり抱き合って一つの杯で2人で酒を飲む。[村田仁代]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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