取損なう(読み)トリソコナウ

デジタル大辞泉 「取損なう」の意味・読み・例文・類語

とり‐そこな・う〔‐そこなふ〕【取(り)損なう】

[動ワ五(ハ四)]
取るのをしくじる。取りはぐる。「平凡なフライを―・う」「代金を―・う」
意味を取りちがえる。理解をあやまる。「問題の意味を―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取損なう」の意味・読み・例文・類語

とり‐そこな・う‥そこなふ【取損】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 取ることに失敗する。失敗して手にいれることができなくなる。
    1. [初出の実例]「わるひ事て過し思へは花の春〈満平〉 取そこなふたこかね款冬(やまふき)〈西里〉」(出典俳諧・飛梅千句(1679)賦練何誹諧)
  3. 意味を違えてとる。
    1. [初出の実例]「坐禅をする様な事を政をするの本と思ふは、痛く取り損ふた事でござる」(出典:百一新論(1874)〈西周〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android