精選版 日本国語大辞典 「叙留」の意味・読み・例文・類語 じょ‐りゅう‥リウ【叙留】 〘 名詞 〙 令制で、位階が昇進して、官職がその位相当でなくなったにもかかわらず、その職にとどまること。[初出の実例]「去月十八日、源廷尉叙留」(出典:吾妻鏡‐元暦元年(1211)一〇月二四日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
山川 日本史小辞典 改訂新版 「叙留」の解説 叙留じょりゅう 官人の位階が昇叙されたのに,官職は元のままに留めておくこと。五位・六位相当の特定の重要官職にある者に,恩典として四位・五位を授けながら,官職はそのままにして実務能力を発揮させるための措置。「職原抄」に四位になった少納言・中少弁・近衛少将,五位になった検非違使尉(けびいしのじょう)・近衛将監などが叙留される例がみえる。五位になった大外記・左大史で叙留された者を大夫(たいふ)外記・大夫史とよんだ。 出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報 Sponserd by