叢祠(読み)ソウシ

デジタル大辞泉 「叢祠」の意味・読み・例文・類語

そう‐し【××祠】

草むらなどにあるほこら
「―の露に御袖を片敷いて」〈太平記・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「叢祠」の意味・読み・例文・類語

そう‐し【叢祠】

  1. 〘 名詞 〙 草木のしげみにあるほこら。
    1. [初出の実例]「百花乱落。祠之雪難留」(出典本朝文粋(1060頃)一〇・古廟春方暮詩序〈大江以言〉)
    2. 「其夜は叢祠(サウシ)の露に、御袖を片敷て」(出典:太平記(14C後)五)
    3. [その他の文献]〔史記‐陳渉世家〕

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普及版 字通 「叢祠」の読み・字形・画数・意味

【叢祠】そうし

茂みの中の社。〔史記、陳渉世家〕(ひそ)かに廣をして、(やど)るの旁(かたは)らの叢祠の中に之(ゆ)かしめ、夜、火し、鳴して呼びて曰く、大楚興らん、陳(ちんしやう)王たらんと。卒、皆夜る。

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