口惜しがる(読み)くちおしがる

精選版 日本国語大辞典 「口惜しがる」の意味・読み・例文・類語

くちおし‐が・るくちをし‥【口惜がる】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 形容詞「くちおしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの ) くちおしいという様子をする。しきりとくちおしいという態度をあらわす。
    1. [初出の実例]「此男いたく口おしがりて」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)
    2. 「御かたがたもの見給はぬ事をくちおしがり給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android