口細(読み)クチボソ

精選版 日本国語大辞典 「口細」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぼそ【口細】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 口が細いこと。また、そのようなもの。
  3. 少食であること。
    1. [初出の実例]「目ぼそあれど口ほそはなし嘉祥喰(かじゃうぐひ)兼常〉」(出典:俳諧・遠近集(1666)三)
  4. 魚のかますをいう、女房詞。〔大上臈御名之事(16C前か)〕
  5. 魚「もつご(持子)」の異名
    1. [初出の実例]「子供は口ぼそや泥鰌がかかるといっている」(出典:丘の明り(1967)〈庄野潤三〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む