出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…吏道,吏吐,吏書などとも書く。広義には,漢字の音や訓を利用して行った朝鮮語表記の総称としても用いられ,三国時代の固有名詞や官職名の表記を含めていうこともあるが,狭義では,郷札(きようさつ),口訣(こうけつ)(後述)と区別して,朝鮮語の構文に従って書き下した一種の変体漢文で,漢字語に添加する朝鮮語を書き表したものをいう。 解読にまだ問題のあるものもあるが,たとえば次の例の“ ”部分のように,助辞や用言の活用形を表記したものが主であり,名詞,副詞なども一部含まれる(カッコ内は当該部分の音を示す)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」