古ヶ崎村(読み)こがさきむら

日本歴史地名大系 「古ヶ崎村」の解説

古ヶ崎村
こがさきむら

[現在地名]松戸市古ヶ崎・栄町さかえちよう

根本ねもと村・たけはな村の北西江戸川左岸の低地にあり、北は伝兵衛でんべえ新田。村の中央を六間ろつけん(古坂川)が、東側を新六間堀(坂川)が南に流れ、両堀は村の南端で合流する。かつて村の南西側を江戸川本流が流れていて対岸は武蔵国葛飾かつしか樋口ひのくち村であった。しかし享保一六年(一七三一)の江戸川改修によってそれまで東方へ屈曲していた同川の流路がほぼ直線状に直されたため、樋口村とは接するようになった。集落は江戸川の自然堤防上に発達する。慶安年間(一六四八―五二)頃の成立とされる高城胤忠旧知行高付帳に村名がみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では古ヶ崎新田とあり、高六〇一石余、幕府領。以後幕末まで同領であった(旧高旧領取調帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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