古代都市スコタイと周辺の古代都市群(読み)こだいとしスコタイとしゅうへんのこだいとしぐん

世界遺産詳解 の解説

こだいとしスコタイとしゅうへんのこだいとしぐん【古代都市スコタイと周辺の古代都市群】

1991年に登録された世界遺産(文化遺産)。スコタイは、タイの首都バンコクの北西約400km、ピッサヌロークの北西約42kmにある。この町には、タイ初の独立王朝であるスコタイ朝(1238~1438年)の都市遺跡があり、周辺にはシー・サッチャナーライとカンペーン・ペットの2つの遺跡がある。スコタイは同王朝のシーインタラーティット王により都として建設された町である。ここには、ワット・マハータートをはじめ、ワット・シー・チュム、ワット・シー・サワイ、ワット・サー・スィーなど多くの小乗仏教の寺院遺跡や、第3代ラーマカムヘーン王の王宮遺跡が残されている。この王朝は、13世紀後半から14世紀初めのラーマカムヘーン王の時代に大きく発展し、東南アジアの大国になるが、その後衰退し、新興国であるアユタヤ朝属国となり、やがて同王朝に吸収された。ラーマカムヘーン国立博物館には、この遺跡から発掘された仏像などの遺物収蔵・展示されている。◇英名はHistoric Town of Sukhothai and Associated Historic Towns

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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