古公亶父(読み)ココウタンポ

デジタル大辞泉 「古公亶父」の意味・読み・例文・類語

ここう‐たんぽ【古公亶父】

中国文王祖父。初めひんにあったが、岐山きざんのふもとに移り、周を建てたといわれる。太王と諡号しごう。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「古公亶父」の意味・読み・例文・類語

ここう‐たんぽ【古公亶父】

  1. 中国、周王朝の先駆となった人物。太王と称される。文王の祖父。遊牧民族侵寇を避けて、陝西の奥の豳(ひん)から岐山の麓の周原に東遷し、妻の姜(きょう)氏の部族の協力を得て国力をのばしたとされる。生没年未詳。

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世界大百科事典(旧版)内の古公亶父の言及

【周】より


[歴史]
 周の始祖后稷が尭の農官であったというのは伝説にすぎないが,その后稷は〈穀物の君〉という意味で,周が農耕に強い関心をもつ部族であったことを示している。その歴史が明確になるのは,12世後の古公亶父(たんぽ)のときからである。それ以前殷後期の初め前1300年ころから,周の名が殷の卜辞にあらわれ,殷の勢力下の地方国家であったことがわかる。…

※「古公亶父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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