paleoearthquake
近代的地震観測以前の地震の総称。文献史料があるものを歴史地震(historical earthquake),それ以外を古地震と呼んだり,国際的には,古い地震計で記録された地震をhistorical earthquake,それ以前または有史以前の地震をprehistoric(al) earthquakeと呼ぶこともある。時代範囲は地域によって著しく異なる。研究手法は文献史学的と地形・地質・考古学的とに二大別されるが,歴史地震については両者が総合される傾向にある。後者で使われる地震痕として,断層変位・地割れ・陥没・山崩れ・タービダイト・水底木(滑動樹木)・噴砂・液状化跡・隆起地形・水没跡(沈降地形)・津波堆積層・津波石・残留磁気・年輪・被災遺跡などがあり,活断層や遺跡の発掘調査が有効。古地震学(paleoseismology)はサイスモテクトニクスとネオテクトニクスにとって重要。
執筆者:石橋 克彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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