日本歴史地名大系 「古宮遺跡」の解説 古宮遺跡ふるみやいせき 福井県:勝山市寺尾村古宮遺跡[現在地名]勝山市村岡町寺尾暮見(くれみ)川南岸の河岸段丘上に営まれた縄文時代早期から中期にわたる遺跡。昭和五〇年(一九七五)発見され、翌年二回にわけて発掘調査を実施。遺構はきわめて少なく、柱穴状のピット五個、溝一本などを検出できた程度であるが、遺物は多彩であった。土器には深鉢・浅鉢があり、少量の早・前期の破片も混在するが、中期に属する例が主体。石器は石錘・敲石など一四八点が出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報