古小説鉤沈(読み)こしょうせつこうちん(その他表記)Gu-xiao-shuo gou-chen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古小説鉤沈」の意味・わかりやすい解説

古小説鉤沈
こしょうせつこうちん
Gu-xiao-shuo gou-chen

中国の古代文語小説集。魯迅の編。隋以前の古い小説を『太平広記』『太平御覧』や唐代の類書など多くの資料から拾い集めて校勘を加えたもの。『笑林』『列異伝』『述異伝』『斉諧記』『幽明録』『漢武故事』『玄中記』『集異記』『冥祥記』など,いわゆる「六朝志怪」(→志怪)を主として,36種の小説が収められている。1912年一応完成し,1926年頃整理されたが,世に出たのは魯迅の死後,1938年に『漢文学綱要』『嵆康集』などのほかの遺稿とともに出版されたときである。今日では再校訂の必要も認められるが,資料の整備されていない頃の仕事としては,驚くほど綿密で正確な編集がされている。

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