校勘(読み)コウカン

デジタル大辞泉 「校勘」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん〔カウ‐〕【校勘】

[名](スル)古典などの複数写本刊本比較検討して、本文異同を明らかにしたり正したりすること。「諸本校勘して定本を作る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「校勘」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん カウ‥【校勘】

〘名〙
① 比較してかんがえること。
続日本紀‐霊亀元年(715)五月甲午「毎年貢様、巡察使出日、細為校勘焉」
② 本文の異同を比較研究すること。校合(きょうごう)
参天台五台山記(1072‐73)五「見校勘印本後序写取了」 〔白居易‐策林二・三一・大官乏人〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「校勘」の読み・字形・画数・意味

【校勘】こう(かう)かん

対校する。宋・欧陽脩〔春秋繁露の後に書す〕予、中に在りて群書勘するに、見(げん)に十四り。然れども錯亂重複多し。

字通「校」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報