古川渡村(読み)ふるかわどむら

日本歴史地名大系 「古川渡村」の解説

古川渡村
ふるかわどむら

[現在地名]都留市古川渡

北東流する桂川とその支流菅野すげの川に挟まれた平坦地に位置し、両川は村の北東端で合流する。南西四日市場よつかいちば村。富士道が通る。当地を「和名抄」にみえる都留郡古郡ふるごおり郷の後身とする説がある(甲斐名勝志)。元亀四年(一五七三)七月三日の小山田信茂寺領書立(長生寺文書)長生ちようしよう寺領として「古河渡」六貫文の地がみえ、これは小山田契山(信有)によって寄進されたものである。文禄―慶長期(一五九二―一六一五)のものと推定される四郡高〆控に古河戸村とみえ、高二四四石余。寛文九年(一六六九)検地による高三二二石余、田二五町五反余・畑七町余(「検地帳」県立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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